2025年02月27日 18:30
春闘ビラ張闘争に晒されたキハ82
ニュースでも時折報じられている春闘ですが、今は労使間の話し合いで大体解決していますが、昭和時代は過激な運動もありました。
国鉄時代、労働組合は最大規模の国鉄労働組合、動力車労働組合他、複数の組合があり、使用者側との話し合いを含め、いろいろな交渉が進められていました。
現場での抵抗は、車両にスローガンのビラを張り付ける行動が主した。
バケツにヤマト糊と木工ボンドを大量に入れてかき回し、軍手を付けた手をバケツに突っ込んで軍手を刷毛代わりに車体に塗りたくって、後からビラを巻物状に持ったもう一人が立て続けにビラを貼るというやり方で、4人一組で電車区に停まっている車体に張っていくのです。
倉から出ていく車体を助役が見つけると、ホームに待機している管理職が、これも大きいバケツにお湯をたっぷり入れ、デッキブラシで僅かな停車時間で擦って剥がすということを各駅で展開されていました。明けで早く帰りたい管理職も、夕方まで動員されていました。
また、画像のようにスローガンを、水に溶かした石灰で車体に書いた列車も居ました。
このキハ82に書かれたスローガンは
「ストなし策動を打破し&春斗の爆発を労働運動の・・・」と書いてあります。
組合運動、懐かしい思い出です。

1980.02.27 キハ82 北海 札幌駅
国鉄時代、労働組合は最大規模の国鉄労働組合、動力車労働組合他、複数の組合があり、使用者側との話し合いを含め、いろいろな交渉が進められていました。
現場での抵抗は、車両にスローガンのビラを張り付ける行動が主した。
バケツにヤマト糊と木工ボンドを大量に入れてかき回し、軍手を付けた手をバケツに突っ込んで軍手を刷毛代わりに車体に塗りたくって、後からビラを巻物状に持ったもう一人が立て続けにビラを貼るというやり方で、4人一組で電車区に停まっている車体に張っていくのです。
倉から出ていく車体を助役が見つけると、ホームに待機している管理職が、これも大きいバケツにお湯をたっぷり入れ、デッキブラシで僅かな停車時間で擦って剥がすということを各駅で展開されていました。明けで早く帰りたい管理職も、夕方まで動員されていました。
また、画像のようにスローガンを、水に溶かした石灰で車体に書いた列車も居ました。
このキハ82に書かれたスローガンは
「ストなし策動を打破し&春斗の爆発を労働運動の・・・」と書いてあります。
組合運動、懐かしい思い出です。

1980.02.27 キハ82 北海 札幌駅